2025/11/17 07:14

暑い、今年は特に暑い!

梅雨がなくていきなりの夏!
空梅雨(からつゆ)といわれる、梅雨空なのに雨が降らずに夏が来る・・・ってことはありました。
しかし「梅雨なしのいきなり夏」
こんなこと今までにはなかった。
田んぼの苗たちも「水が足らない!」「いきなり暑すぎる!」と悲鳴を上げていたはずです。
こんな気象の時に一番怖いのは「渇水」。
田んぼの水の蒸発するスピードが早くなり過ぎるからです。
田んぼの中の高低差により、地面が高い箇所がすぐに露出してしまうのです。
すると「待ってました!」
とばかりに、草が我が物顔で伸びて来る。
苗が成長していない段階では、草に負けて光合成できなくなるから。
そうなると、苗は成長できずに枯れるか、土着の害虫の「ジャンボタニシ」に食べられてしまう。
”暑さ”と”雑草”と”田んぼへの給水”と、そりゃもう今年の夏は今までになく大変でした。
なんといってもこの暑さ・・・こっちがたまったもんじゃない!!!
そんな汗と涙を毎日のように流して、ようやく苗は稲になり穂を出して(出穂(しゅっすい))くれました。
他の地域では渇水により、すべてダメになったというところもかなりありました。
たまたま見かけたのですが、畑などで使われている巨大な「ローリータンク」を軽トラの荷台にのせ、エンジンポンプで田んぼへ放水されていた農家さんがおられました。
今年の状況は、そこまで酷いのだと改めて実感しましたし、私共の田んぼが、水に恵まれ絶えることがなかったのは、天の恵みと地の恵み、そして富雄川を管理されている方々のお陰であると感謝しております。
本日のブログの最後に
今年のお米は、何処とも昨年より少ないでしょう。
カメムシ被害も相当酷いようで、出荷できるお米の量はかなり減るようです。
私どもの田んぼも周りの農家さんも、昨年より減収(収穫量)だとか。
そして晴れ間を抜って刈り取り!
一連の作業は、息子に主導権を委ねて私は監督。。
刈り取り後まとめて車に積んで、倉庫の乾燥機へ運びます。
乾燥機でほぼ一晩、機械を回しっぱなしで仕上がりを待ちます。
こんな大掛かりな作業が必要だとは、去年まで乾燥を業者さんに頼んでいた私は知りませんでした。
何もかもが順調に進んでおり、安心しきっていた私はこの後、とんでもないミスを犯すことになるのです。